3月20日に、福岡県糟屋郡にて古民家動的耐震性能診断を実施いたします。
今回実施する古民家動的耐震性能診断とは、元早稲田大学理工学術院教授 毎熊輝記氏が策定した調査方法で、実際に調査機を家屋へ設置し交通機関や社会的活動を原因とする地盤の小さな震動(常時微動)と、それに起因する建物の震動特性値(固有周期)を実測して耐震の性能評価を実施する最新技術を採用しています。現在、一般的に行われている耐震診断は、図面や目視で建物の地震に対する安全性を判断する静的耐震診断であり、これに対し動的耐震診断は微細な常時微動を測定し、その震動特性値(固有周期)により耐震性を評価し現実に即した診断法です。
今回、調査する物件は築100年を経過する古民家でありますが、状態は良く所有者の方より耐震診断の依頼を受け、下記の日程にて調査する運びとなりましたのでご報告致します。
また、当日はシステム開発者の毎熊理事と杉本診断士が来福、診断調査に参加いたします。耐震診断、古民家に関心のある方の参加をお待ちしています。
調査日程
【日時】
平成27年3月20日 13時~
【場所】
旧稲永邸( 福岡県糟屋郡 )
この活動を通じ、日本の住文化が詰まる古民家を後世に安心で安全な状態で受け継ぐことが出来れば幸いです。
【お問い合わせ先】
全国動的耐震評価連合会福岡支部
〒811-0112 福岡県糟屋郡新宮町下府7-7-18
電話:092-986-6381 / FAX:092-963-0361
ホームページ:http://kominka-taishin.org/support/fukuoka/
一般社団法人福岡県古民家再生協会
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