6月6日長崎市の長崎市民会館で九州沖縄の各地から会員が参加した。
長崎は和の文化、華の文化、蘭の文化が重層しているそうだが、今日は和の文化である長崎の町屋を長崎の会員による街歩きするイベントがまずあった。
最初におとずれたのが現在個人経営の料亭「春海」で築100年になる住宅を料亭として活用しているそうで国の有形登録文化財に指定されており内部を見せていただいた。
数寄屋造りでお庭と各部屋が絶妙にフィットしておりすばらしく、感動的だった。
街歩きをして長崎の東古川通り、銀屋通り、ししとき川通り、磨屋通りなど格子戸が特徴の町屋が残る通りを散策した。
中でもししとき川の三面石張りの水路には感嘆した。
1600年代の仕事らしいが、一説ではコレラが流行って衛生のために石張りにしたという。きれいな水が流れていた。
また想像だが、近くの中島川には眼鏡橋を始めとする石橋がたくさん架けられている。それだけ石工技術集団がいてこの川もできたのかもしれない。
街歩きを終わって会場に戻り、長崎市の方から長崎出島の建物の復元工事の取組みについて詳細な報告を受けた。
伝統的な木軸組工法、えつりによる土壁づくり、漆喰壁、和紙貼り仕上げなどなど、こだわりの復元工事の熱い報告を受けた。
最後は懇親会である。
河野公宏氏の乾杯の音頭でスタートした。
古民家リフォーム事業者団体としてのうごきが加速します。