動的耐震診断調査を実施しました。

3月20日(金)13:00から福岡県糟屋郡新宮町で動的耐震診断調査を実施しました。

東京から診断開発者の毎熊先生と杉本診断士を迎えての診断となりました。

昨日までの雨も上がり、好天に恵まれました。

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奇しくも、今日3月20日は10年前福岡西方沖地震が発生した記念日と重なり、因縁を感じる調査となり、TV取材も受けました。

調査物件は1月末に鑑定調査を実施した築100年の古民家です。

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差し鴨居(1.6尺)、梁床天井で構成され、吹き抜け部に見られる太い小屋組みによる軸組は

耐震的にも期待できそうだが、この後現地調査の結果に基づき耐震評価機構で分析され評価されるのを待つことになります。

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調査も無事終了し、毎熊先生が福岡西方沖地震前に市内で動的耐震診断調査を実施した登録文化財があるということで参加会員がネットで検索したが場所がわからず、とうとう福岡市教育委員会に直接電話問い合わせをしたらわかったのです!

それは福岡市東区馬出にあった。

昔の唐津街道沿いで、馬出は市内でも昔から職人の町として今でも曲げ物づくりの店があるなど歴史のある町だ。

箱嶋邸と言い、国の登録有形文化財の指定を受けている町屋である。

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今日は閉まっているようだが、よく見るとお茶屋を営業しており土日、祝日は開けているらしい。

また、裏千家の茶道教室も月3回月曜日に開催、易占いは月2回日曜日に開催しているという。使われているのがうれしい。

1階、2階とも格子組みで構成されたファサードが歴史を感じさせる。