大学の恩師である光吉健次先生(1925~2000)の回顧展が始まった。
3月14日から23日まで福岡市役所1階展示スペースで、次の週の3月24日から29日までは福岡県立美術館の
1階展示室で開催される。
福岡市の都市計画に大きく貢献された歴史が改めて振り返られた内容になっている。
先生は丹下健三研究室の出身で、近代建築の九州における斬新的な設計で注目されるが、丹下先生と同様に
都市計画、都市設計に関心が強く都市政策的な分野での貢献が著しい。
今回模型と図面による展示が中心で、立体的で非常にわかりやすい展示になっている。
佐賀県七山村 七山小学校(1962) HPシェルの屋根が美しい。
鹿児島 川内カトリック教会(1966) 3枚のHPシェルによる屋根の構成、3本のトップライトが次第に上昇してゆく。
今日は開催初日に合わせて「福岡における都市・建築の回顧と展望」をテーマにして市内、天神テルラで
シンポジュームが開催された。