2月13日(金)に金沢を訪問した。
目的は現在金沢21世紀美術館で二つの建築展が開催されており、それを見るためである。
美術館は夜8:00まで開いているとのことなのでせっかくだから兼六園を訪れた。
兼六園は江戸時代、辰巳用水を取り入れた流れる水の景観のある庭園だ。
今は、積雪対策で樹木の雪吊りの様子が見られる。
乗り合わせたタクシーの運転手の説明では雪吊りに三種類あるそうで、しぼり吊り、りんご吊り、幹吊りというそうだ。見回すとりんご吊りとしぼり吊りがおおそうで、独特の景観を作っていた。
金沢21世紀美術館は初めて訪れた。
公園のような広い敷地に平屋建てで建てられて、円形の総ガラス張りの建築である。
妹島和代、西沢立衛氏の設計ですでにオープンして10年が経過している。
コンペだったそうだが、開放的で透明感あふれる建物に感じ入る。
現在、二つの建築展が開催されている、「ジャパン・アーキテクツ1945-2010」と「3.11以後の建築」である。ジャパン・アーキテクツ1945-2010はフランスのポンピドーセンターのミゲル氏がまとめたもので日本の戦後から現代までの建築の動きが時代別に6つのセクションで展開されている。
とても充実したコレクションで3時間ばかし消費してしまった。
3.11以後の建築は東日本大震災以後の現代の建築の動きをまとめたものだが、市民とともに作っていくのがメインスツリームになっているようだが、なかでも坂茂氏の紙管建築の教会や避難所の紙管間仕切りの提案には強い印象を受けた。
見終えて美術館を出るころは夜8時近くになっていた。
3月15日までの会期である。