糸島市高祖神社本殿修理見学会

2月8日、糸島市の伊都国総鎮守高祖神社に初めて行った。「たかすじんじゃ」と読む。 建築士会の案内で知り申し込んだが、主催は糸島市の教育委員会だった。 高祖神社は平成24年3月、福岡県有形文化財に指定されている。 建築士会のヘリテージマネージャー講習会の講師を務める川上先生が設計監理者ではいっているので、情報が回ってきたようだ。一般市民の方も大勢で100名限定だった。 3班に分かれての見学会となった。 3つの見学ポイントが用意されていて最初がヒノキの立木から檜皮を剥ぎ取る作業の見

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学だった。  これは初めての見学で非常に興味深いものだった。形成層を残しながら木製のヘラを使いながらの作業で ロープを使いながら木登りする様は見事なものだった。兵庫から来ているそうだ。 IMG_3342

剥いだ後のヒノキの赤い肌が神々しい印象を受ける。   次の見学のポイントは高祖神社に隣接する禅宗寺院金龍寺だった。金龍寺は高祖神社をこの地に遷宮した原田家の菩提寺である。 IMG_3352

境内には高祖山を借景にした庭園ががあり、春にはつつじが見事らしい。 IMG_3364

3つ目の見学ポイントが肝腎の本殿の修理現場見学だった。 本殿はいわゆる三間社、流造、檜皮葺きになる。

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仮設の覆蓋屋根が架けられた中に本殿は檜皮葺きの屋根は撤去され、調査修理中であった。 シロアリ被害が上部の梁材にも及んでいたのは驚きだった。やはり屋根がいたんで雨漏りしていたのが被害を拡大したようだ。傷んだ部材も部分交換をしながらできるだけ残して修理するのが文化財の方法という。

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境内は参道がとても長くて石段を何度ものぼらないとたどり着かない構成になっている。