門司の古民家調査

5月23日(水)、北九州市門司の古民家調査に伺った。

午前中は古民家鑑定と床下インスペクション調査、

午後から耐震診断といういわゆる古民家調査三点セット

の調査である。築100年、大正時代の古建築である。

写真上部のの御家が目的の民家、下部の一段下がった

場所が敷地内の駐車スペース、自然石の擁壁が上下を

わけている。

敷地に隣接する幹線をちょっとのぼってふりかえると

関門海峡が眼下に広がる!

北九州は海に山がせり出した地形が多く、山の麓の傾斜面に

住宅が立地する景観が多くみられる。

2階の部屋に上がると海峡の景色がひろがり、正面に

あの武蔵、小次郎決闘の巌流島が眼前!

訪問した時には床下インスペクションの最中で

TV取材中であった。

どうも、過去にシロアリの被害があったようだ、

こんな山に接する敷地なので発生も多いのではと危惧された。

お昼に近くの海峡に面するレストランに行くと、

目の前の海峡を大型のコンテナ船がひっきりなしに

行き交っている!

実はこの古民家のご主人はこのような大型船の船長さんだそうだ!

まだお若いご夫婦で昨年この古民家を手に入れ、ここに住む

決断をされた方らしい。

昼食を終わって午後から耐震診断調査にかかった。

いつものように地盤と建物中心部の2階の床に

それぞれ地震計をセットした。

伝統構法の特徴を表す波形が記録されている。

データ採取がすべて終わって参加者で記念撮影を行った!

撮影者の山口さんの奥さんがもう一人おられるが。