4月14日に大宰府市、15日に朝倉市、17日に筑後市でそれぞれ実施しました。
福岡県古民家協会としては初めていわゆる三点セット(古民家鑑定、床下インスペクション、伝統耐震診断)を行いました!
中でも床下調査でのモーグル君の登場は福岡では初めてだったので非常に注目される調査となりました。
私はひたすら耐震診断に集中した3日間でした。
大宰府の御家は築105年になる平屋建ての古民家でしたが、耐震的にも大変安定した結果になりそうです。
朝倉市の古民家は築87年ということでしたが、敷地も広く、大変堂々としたたたずまいでした。
2階建ですが、一部平屋建て部分もあり振動波形を見ると二階建部分のメインの振動と左右の平屋部分の振動と思われる波形が大中小と出て特徴のある結果になっていそうです。
この日は福岡県古民家再生協会の古民家鑑定士の実技訓練の一環として実施されましたが、
モーグル君が活躍する床下インスペクションと伝統耐震診断の三点セットがアピールされました。
筑後市の古民家は築102年でまた大宰府、朝倉とは違って外観は下屋のある大壁の蔵造りの2階建てで、今回
三者三様の特徴のある個性的な古民家に巡り合うことができました。
耐震診断としては伝統構法の特徴がメインの波形と在来工法的な波形の両方がサブで見られる結果でしたが、元の土間部分を改修してあったのでその影響が出たのかもしれません。
この古民家は昨年古民家鑑定を依頼されて鑑定済みだったので、床下インスペクションと伝統耐震診断の2点セットの調査となりました。