全国動的耐震評価連合会で震災支援調査を実施した。
11日に御船町、12日に南阿蘇村の古民家の調査に入った。
熊本チームは2班は測定業務、3班は古民家鑑定調査の書き込み、
間取りの採取を分担して作業に当たった。
地元の村田支部長の準備のもとで
全国から多くの会員の参加協力で実施。
御船町の古民家
本屋は地震で瓦がすべて落ちブルーシートで覆われていた。
平屋建ての古民家で胴差で構成、柱も5寸5分くらいで
太い。
小屋裏の状態
一部増築部分があるので、それをどう評価するのかが
問題になりそうだが、測定値としては
比較的良い数値が得られた。
面格子耐震を補強する場合の想定検討も含めて想定箇所の採寸もした。
12日は南阿蘇村の古民家調査に入った。
こちらは屋根に被害は無いようだ。
2階建古民家でやはり一部増築部分がある。
床下は乾燥状態は良いようだ。
小屋裏の状態
差し鴨居による構成、柱は5寸角
昨日と同様分担して作業に入る。
床下点検
我々は測定機器のセットをし、
実測データを記録する。
結果は補強が必要と思われる数値が記録されたので
補強か所を想定して採寸する。
この後補強の検討をすることになる。
調査が終了して最も被害の大きい阿蘇大橋が崩落した
長陽西部の黒川地区に廻ってみた。
被害の惨状に息をのんだ!
ここは東海大学があり、学生用の下宿アパートが
集中している地域だ。
阿蘇大橋の崩落した現場